ERPC、ロンドンにハイパフォーマンス Solana RPC ノードを追加

ERPC、ロンドンにハイパフォーマンス Solana RPC ノードを追加

2025.08.14
ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役CEO:川崎文武)とValidators DAOは、ロンドンにハイパフォーマンスのSolana RPC ノードを新たに追加しました。ハイクロックなEPYC 5th Gen CPUと1TB超のDDR5 RAMを備え、英国および欧州全体で増え続ける需要に応えるための拡充となります。
いつも多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。

概要

今回のロンドン拠点は、共有型のSolana RPCにおける全体的な遅延とばらつきの抑制を主眼に設計されています。ネットワーク距離は遅延に直結し、遅延の大きい利用者が共有ノードに存在すると全体の応答にも影響が及びます。
私達はできるだけ多くの拠点にハイパフォーマンスな RPC ノードを分散配置することで、各地域からの往復距離を短縮し、共有エンドポイントにおいても低遅延で安定した応答をお届けできるよう取り組んでいます。

ロンドン追加の狙い

Solana Validators Solana Beach
ロンドンは金融の大拠点であり、独自に強固なネットワーク網を築いています。一方で、ヨーロッパ大陸との接続には海底ケーブル経由の区間が存在し、地図上では近く見えてもネットワーク距離と帯域の面で課題が生じがちです。
これはロンドンの利用者が一方的に速度低下の影響を受けるだけでなく、その影響が共有エンドポイント全体に波及する可能性をはらみます。
私達がこの重要拠点にデータセンターを設置し、ハイパフォーマンスなRPC ノードを常設することで、ロンドン地域の利用者はもちろん、ヨーロッパ全体においてレイテンシの改善が見込めます。

ハードウェアと運用の要点

新ノードはハイクロック(最大4.8GHz)なEPYC 5th Gen CPUと1TB超のDDR5 RAMを採用し、Solana特有の高頻度かつ継続的なI/Oとメモリ負荷に対して余裕を持った応答を実現します。
共有環境においても、計算資源とメモリの広い余白は取りこぼしの抑制と再取得の低減に直結します。私達は日々の運用で保持データ量と配信の挙動を見直し、ピーク帯でも安定して返せるよう継続改善を行っています。

今後の拡充計画

次回の5th Gen ハイクロック CPU Solana RPC ノード追加予定は東京、そしてシドニーとなっており、8月中の追加予定となっております。
シンガポールリージョンにつきましてはもう少々お時間を頂く可能性がございますが、今年中の開設を目指しております。私達は、地域ごとのネットワーク距離とトラフィック特性に合わせて拠点を広げ、共有エンドポイントにおいてもできる限り低遅延で再現性の高い運用ができるよう改善を続けます。
グローバルに Solana プロジェクトの開発を応援してまいります。私達は皆様のプロジェクト成功のために、今日も現場で検証を重ね、誠実に改善を続けていきます。

導入とお問い合わせ

Solana ERPC
すでにロンドン拠点はサービス提供を開始しています。Validators DAO公式Discordにてフリートライアルを開始できます。
また、Validators DAO公式Discordにおいて、運用環境の近接、レイテンシの最適化、共有から専有への切り替え設計など、Solana インフラのご相談を受け付けています。Solanaとネットワークの両面を理解するチームが責任を持って対応いたします。

ERPCが解決する課題

私達は以下のような課題を解決するために、専用のSolanaインフラとゼロ距離志向のネットワークを自社で構築しています。
  • 一般的なRPC環境で発生しがちなトランザクション失敗やレイテンシ変動
  • 多くのインフラプロバイダーによる性能制限
  • ネットワーク距離が通信品質に与える影響の大きさ
  • 小規模プロジェクトほど高品質インフラへアクセスしづらい状況
私達は研究開発と現場での検証を日々積み重ね、在庫の安定化とラインナップの拡充を継続し、その価値をさらに多くのプロジェクトへお届けできるよう努めてまいります。
引き続き、ERPCおよびValidators DAOをよろしくお願い申し上げます。